ギネス記録は1279得点、FIFAでは1281得点…ペレさんは諸説生むほどゴール決めた

70年、W杯メキシコ大会で優勝し、仲間から担がれるペレさん（AP）
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　サッカーの元ブラジル代表で「王様」として世界中のファンに親しまれた往年の名選手ペレ（本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント）さんが29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のためサンパウロの病院で死去した。82歳だった。

　ペレさんの偉大さを示す記録の一つにゴール数がある。本人は1366試合で1283点を決めたと主張。ただし、サントスでキャリアをスタートさせた1956年当時は必ずしも公式記録や映像が全て残っているわけではなく、ギネス世界記録は1363試合で1279得点、AP通信によると、FIFAでは1363試合で1281得点、サントスは1365試合で1281得点としている。

　ブラジル代表でも114試合で95得点を決めているが、現在の国際Aマッチに当てはめれば92試合でネイマールと並ぶ77得点。ペレさんを看板に試合を行うことで金を稼いだサントスでは非公式戦が550試合あったとされ、公式戦に限れば通算ゴール数は800点以下になるとの統計もある。確かなことは諸説が生まれるぐらいゴールが多かったということ。傑出した伝説的ストライカーならではの問題と言えそうだ。