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【森保Jの26人】三笘薫 小2から技術抜群だった天性のドリブラー

[ 2022年11月16日 04:30 ]

三笘薫
Photo By スポニチ

 三笘は小学校1~2年時に所属した地元クラブでも大きなインパクトを残していた。「この子は将来、凄い選手になるんじゃないの?と話した記憶があります」。そう回顧するのは、今回のW杯で三笘ほか、GK権田、DF板倉、MF田中と実に4人のW杯戦士を同時輩出した、川崎市で有数の伝統ある小学生サッカークラブ・さぎぬまSCの代表を務める沢田秀治さん(64)だ。

 三笘が小2で参加した夏合宿のこと。さぎぬまSCには1~3年生、3~6年生を交ぜて行う伝統の縦割りサッカーがある。小学生は低学年になればなるほど、体格差が大きく影響するのが一般的。沢田さんも「1年生、2年生が点を決めるのはまれ」と言うが、その中で三笘は「4~5点取った」(沢田さん)という。

 今やイングランド・プレミアリーグで活躍するなど、日本屈指のドリブラーに成長した三笘だが、沢田さんは「強弱つけたり、ドリブルで抜いていく技術は、当時から抜群にうまかったです」と振り返る。沢田さんの夢は、OB4人が同時にW杯のピッチに立つこと。日本戦当日はパブリックビューイング開催の計画もあるようで、「ゴールを守る権ちゃん(権田)がいて、DFラインに板倉、中盤に(田中)碧がいて、前めに(三笘)薫がいる。その4人でボールがつながって点が決まれば、最高ですね」と目を輝かせた。

 ◇三笘 薫(みとま・かおる)1997年(平9)5月20日生まれ、川崎市出身の25歳。さぎぬまSC―川崎Fアカデミー―筑波大を経て20年に川崎F入り。東京五輪出場後の21年8月にプレミアリーグのブライトンに完全移籍し、1年目はベルギー1部サンジロワーズに期限付き移籍。国際Aマッチ9試合5得点。1メートル78、73キロ。

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2022年11月16日のニュース