×

浅野「全て懸けるつもり。持ってる力を全て出す」 17日カナダ戦で実戦復帰!右膝負傷で9月から離脱も

[ 2022年11月16日 04:30 ]

ダッシュをする浅野(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 森保ジャパンに朗報が続いた。右膝の負傷で9月から離脱していたFW浅野拓磨(28=ボーフム)が元気にカタール入り。右膝にテーピングを施しながらも、リラックスした表情で14日の全体練習に臨んだ。17日のカナダ戦に向けて「最後の調整と言っても、ここで全て懸けるつもり。いい形でW杯に入るために持ってる力を全て出したい」。所属のボーフムでは復帰が持ち越しとなっていたが、約2カ月ぶりとなる実戦で完全復活を証明することを誓った。

 9月10日のシャルケ戦で右膝内側側副じん帯断裂の重傷を負った。「サッカーの神様が簡単には自分をいい方向に行かせてくれない」。落ち込んだのは一瞬だけで、すぐに切り替えた。バックアップメンバーだった18年ロシア大会で悔しさにまみれ、目標をカタールに置いた。約4年半、やれることは全てやった自負が離脱中の浅野を支えていた。

 大迫がメンバーから外れたことで自身も含めて最前線でW杯出場経験者はなし。さらに28歳でFW陣では最年長となり、前田、上田、町野の“東京五輪世代三銃士”を背中で引っ張る立場となった。ただあくまでも自然体。「言われてみれば“そうやな”と。あんまり意識していない」。試合に出場し、チームのために走り、点を取って勝つ。そのイメージだけを膨らませる。

 悲願のW杯での目標は毎試合ゴールネットを揺らすこと。そして、史上初の8強以上。「口だけじゃなく心の底から優勝できると思っている」。15日の壮行会で「万全です」と力強く宣言した“ジャガー”の異名を持つ快足FWがまずはカナダ戦で狩猟感覚を取り戻し、本番では世界を驚かすスピードで大物たちに襲いかかる。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月16日のニュース