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CL決勝で入場トラブル 一部ファンが場内侵入図り…催涙ガスなどで鎮圧 開始37分遅れる

[ 2022年5月29日 08:55 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝   レアル・マドリード1―0リバプール ( 2022年5月28日    フランス・サンドニ )

フェンスによじ登る一部サポーター(AP)
Photo By AP

  サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)はパリ郊外のサンドニで決勝が行われ、入場時のトラブルで試合開始が37分遅れる異例の事態となった。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、試合会場がサンクトペテルブルクから変更された試合は開始が迫る中、行列待ちが続いていた一部ファンが無理に競技場内に侵入しようとしてトラブルが発生。事態鎮圧のため催涙ガスが使用されるなど騒動が拡大した。

 英メディアによれば、欧州サッカー連盟(UEFA)はリバプール側のファン入場ゲートで大量の偽造入場券が発見され、機械が処理できなかったと説明。また、入場券を持たない地元の若者が場内に侵入したケースもあったと伝えられ、入場の遅れと騒動拡大につながったとみられている。リバプールは「欧州サッカー最高の試合でサポーターはこんな経験を強いられるべきではない」として調査を要求した。

 試合は後半14分のビニシウスのゴールでレアル・マドリードがリバプールに1―0で勝利。4季ぶりに最多記録を更新する14回目の優勝を達成した。

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2022年5月29日のニュース