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Eフランクフルト・長谷部 38歳120日 EL最年長V記録更新 “ラストシーズン”来季CL挑戦へ

[ 2022年5月20日 05:30 ]

欧州リーグ決勝   Eフランクフルト 1ー1PK5-4 レンジャーズ ( 2022年5月18日    セビリア )

<Eフランクフルト・レンジャーズ>後半、競り合うEフランクフルトの長谷部(奥)
Photo By 共同

 欧州リーグは18日、スペインのセビリアで決勝が行われ、MF鎌田大地(25)とDF長谷部誠(38)が所属するアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)がレンジャーズ(スコットランド)と対戦し、延長を終えて1―1で突入したPK戦を5―4で制して優勝した。前身のUEFA杯を制した79~80年以来42季ぶり2度目の栄冠。来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。日本人が優勝するのは20年ぶりの快挙だった。

 長谷部が勝利への流れをつくった。ベンチスタートのベテランに出番が回ってきたのは失点直後の後半13分だった。負傷したトゥタに代わって登場。左腕にキャプテンマークを巻いて3バックの中央に入ると、「長短のパスでアクセントを付けられればいいと思った」と丁寧なパスを前線に供給してリズムをつくり、冷静に守備陣を統率、チームに落ち着きをもたらした。11分後に同点ゴールが生まれたのは偶然ではない。

 38歳120日での優勝は大会史上最年長記録。日本代表の元主将はまた金字塔を打ち立てた。08年ドイツに渡り、ウォルフスブルクでリーグ優勝を経験。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルトに在籍する。17~18年にドイツ杯を制したが、欧州のビッグタイトル獲得の喜びは格別。「優勝に値するチームだった」と胸を張り、表彰式ではチームメートと無邪気にはしゃぐ姿が見られた。

 今年2月、今季終了までだったEフランクフルトとの契約を27年まで延長したと発表した。選手としての契約は23年夏までとなっており、それ以降の去就は明言していないが、引退してコーチに就任する見通しだ。

 現役最後のシーズンになるかもしれない来季、チームは最高峰の舞台、欧州チャンピオンズリーグに出場する。長谷部は「この年齢でチャレンジできるのは凄く幸せ」と早くも闘志を見せた。

 ≪アルビオルの35歳264日を大幅更新≫38歳120日の長谷部は大会が欧州リーグに移行した2009~10年シーズン以降では昨季、35歳264日で優勝したビリャレアルのDFラウル・アルビオルを上回る最年長記録となった。旧UEFA杯では決勝が中立地での一発勝負となった1997~98年以降、39歳43日でバレンシアを03~04年王座に導いたDFアメデオ・カルボーニが最年長。

 ▽欧州リーグ 1971~72年シーズンにUEFA杯として創設。最高峰の欧州チャンピオンズリーグ(CL=旧欧州チャンピオンズ杯)に次ぐ格付けの大会で、2009~10年に欧州リーグに改称。各国のリーグの実力によって出場枠が異なり、ドイツの場合は1~4位の4チームが欧州CL、5、6位の2チームが欧州リーグに出場(フランクフルトは昨季5位)。今季の欧州リーグは1次リーグに計32チームが出場して各組1位の8チームと、同2位と欧州CLの1次リーグ各組3位によるプレーオフの勝者が16チームで決勝トーナメントを戦った。最多優勝はセビリアの6回。

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