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小野伸二 フェイエ時代の自身以来、日本人20年ぶり欧州リーグ制覇に「凄い快挙。誇りに思う」

[ 2022年5月20日 05:30 ]

小野伸二
Photo By スポニチ

 欧州リーグは18日、スペインのセビリアで決勝が行われ、MF鎌田大地(25)とDF長谷部誠(38)が所属するアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)がレンジャーズ(スコットランド)と対戦し、延長を終えて1―1で突入したPK戦を5―4で制して優勝した。前身のUEFA杯を制した79~80年以来42季ぶり2度目の栄冠。来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。日本人が優勝するのは20年ぶりの快挙だった。

 札幌のMF小野伸二(42)が19日、「凄い快挙だと思う。日本人が2人というのもめったにあることじゃない。日本人として誇りに思う」と自身の後に続いた長谷部と鎌田を祝福した。

 20年前と重なるものがあった。小野が所属したフェイエノールトが優勝を成し遂げた大会でのターニングポイントは、試合終了間際に追いつきPK戦の末に勝利したPSVアイントホーフェンとの準々決勝。「あの苦しい試合を勝ててチームの自信になった。だからその後の2試合に勝てた」と当時を懐かしそうに振り返った小野は「(フランクフルトは)バルセロナとか強豪を倒して上がってきているし、そういう自信がいい結果につながったと思う」と笑顔で話した。

 ▼小野伸二のUEFA杯制覇VTR 02年5月8日、フェイエノールトは決勝でドルトムントを3―2で下し、28年ぶりの優勝を果たした。先発した小野は2―1で迎えた後半5分、相手を突き放す3点目をアシスト。相手DFのトラップが大きく跳ねるのを見るとボールに飛び込み、右足でDFラインの裏へ浮き球のパスを送って味方のゴールをお膳立てした。欧州移籍1年目、22歳で欧州カップ戦のタイトルを日本人として初めて獲得。「一番」と書かれた日の丸のハチマキを巻いて優勝トロフィーを掲げた。

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2022年5月20日のニュース