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鎌田号泣!Eフランクフルトが欧州リーグ制覇 PK戦制しクラブ42年ぶり快挙「歴史の一部になれた」

[ 2022年5月20日 05:30 ]

欧州リーグ決勝   Eフランクフルト 1―1PK5―4 レンジャーズ ( 2022年5月18日    セビリア )

<Eフランクフルト・レンジャーズ>優勝し喜ぶ鎌田(前列右から3人目)、長谷部(後列右から5人目)らEフランクフルトイレブン(AP)
Photo By AP

 欧州リーグは18日、スペインのセビリアで決勝が行われ、MF鎌田大地(25)とDF長谷部誠(38)が所属するアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)がレンジャーズ(スコットランド)と対戦し、延長を終えて1―1で突入したPK戦を5―4で制して優勝した。前身のUEFA杯を制した79~80年以来42季ぶり2度目の栄冠。来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。日本人が優勝するのは20年ぶりの快挙だった。

 セビリアの夜空に高々とカップを掲げると、サポーターから歓声が湧き上がった。鎌田は「今まで頑張り続けてきたものが報われた。自分も歴史の一部になれてうれしい」と目を潤ませた。

 気温31度。過酷なコンディションの下での決戦となった。Eフランクフルトは、後半12分に守備のミスから失点したが、後半24分にコスティッチのクロスをボレが押し込んで同点に追い付いた。

 鎌田はトップ下で先発し、厳しいマークに遭いながら好機を待った。前半12分、左サイドから果敢なドリブルでゴールに迫った。後半22分には縦パスに合わせて抜け出し、ループシュートを放ったが、わずかにクロスバーの上を通過した。

 決勝の舞台で得点を決めることはできなかった。それでも120分間フル出場。体を張り、走り続け、攻守で貢献した。PK戦では志願して3人目で登場。「強い覚悟を持って蹴った」と右ポストに当たるシュートを決めて、ガッツポーズを見せた。

 チームにとっても自身にとっても飛躍の大会となった。Eフランクフルトは今季ドイツ1部リーグで11位に終わったが、欧州リーグでは快進撃を続けた。1次リーグを3勝3分けで1位通過し、準々決勝ではバルセロナ(スペイン)を撃破。初戦から無敗で42年ぶりの戴冠を成し遂げた。

 鳥栖から17年に加入し、欧州5季目の鎌田は全13試合に出場し、チーム最多の5得点を記録した。日本人の優勝は、01~02年に前身のUEFA杯を制したフェイエノールト(オランダ)の小野伸二(現札幌)以来20季ぶりの快挙だ。

 6月に国内で4試合を行う日本代表はきょう20日に発表される。鎌田は昨年11月のW杯最終予選オマーン戦を最後に招集されていないが、森保一監督も急成長を高評価しており復帰が有力視される。

 W杯カタール大会(11月21日開幕)のメンバー入りに向けても弾みが付く偉業達成。25歳はSNSで「試合後初めてうれしくて号泣しました」と告白。「まだまだもっと上を目指して頑張ります」と決意を示した。

 《トットナム獲得に動く》プレミアリーグで欧州CL出場圏の4位につけるトットナムが、夏の移籍期間に向けて鎌田の獲得に動いていると英サッカー専門サイトHITCが18日に報じた。最終節でCL出場が確定すれば十分な補強費の捻出が可能。コンテ監督は創造性の高いMFを求め、獲得に本腰を入れるという。スペイン1部セビリアなども動向を追っていると報じられ、日本代表アタッカーの去就が注目される。

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