J2千葉にオシムさんから“最後の提言”　「チルドレン」OB佐藤勇人氏が紹介

イビチャ・オシム氏を悼む

千葉を指揮するオシム監督
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　J2千葉は2日、元監督のオシム氏の訃報に際し「在任中はクラブの発展のために多大なるご尽力をいただきました」と感謝と哀悼の意を示した。また教え子の佐藤勇人氏（40）が昨年の30周年記念事業で行ったインタビューの一部を「最後のメッセージ」として紹介した。

　「本来はJ1にいるのがふさわしいチームだ。どうしたらそこに戻れるのか考えなければ」「大事なのはアイデアを出すこと、頭を使うことだ。さまざまなアイデアを出すことが革新につながる」。

　千葉はオシム監督の下05年にナビスコ杯（現ルヴァン杯）を初制覇も、06年夏の退任後は徐々に成績が低下。09年にJ2に降格してから再昇格を果たせずもがくクラブに、愛ある叱咤（しった）激励となった。

　この日は練習前に、選手やスタッフが黙とう。4日のアウェー徳島戦と8日のホーム岡山戦は喪章をつけて臨み、8日はキックオフ前に黙とうをささげる予定とした。秋にクラブの恩人へ吉報を届けるべく、挑戦を続ける。