横浜FC　4試合ぶり白星懸けて4日熊本戦へ　長谷川主将「圧倒して勝つところをもう一回やっていけたら」

　J2首位の横浜FCは4日にホームで熊本と対戦する。今季のJ2では唯一無敗を続けているが、直近3試合はドロー。前節の群馬戦では3―0のリードから追いつかれた。ビハインドになって前がかりに来る相手に対し、勢いを受けてしまうのが要因の一つ。3日にオンライン取材に応じたMF長谷川竜也（28）は「リードしている時間帯の戦い方だったり守備のやり方に課題がある」とし、「後半戦に向けて、圧倒して勝つところをもう一回、チームでフォーカスしてやっていけたら」と力を込めた。

　自身は4月27日の町田戦、1日の群馬戦と2試合連続でゴールを挙げている。「後ろの選手が前までボールを運んでくれる」ことによりシャドーの自身が落ちすぎずにいられ、「しかもボールをたくさん差してくれるのでリズムをつかみやすい」と説明。2得点とも頭でのゴールだが、「ヘディングが得意かは置いておいて、いい場所に入りこめている」と手応えを口にした。

　16年から在籍した川崎Fを離れ、今季から横浜FCに完全移籍。四方田修平監督（49）からキャプテンに指名された。MF中村俊輔（43）をはじめ年長の選手も多いが、「難しさは特に感じてはいない」と話す。むしろ年上の選手にその時々の問題を相談し、得るヒントに助けられている。「ベテラン選手たちに話を聞いてもらえるだけでも（問題を）抱えなくてすむので助かっています」と感謝。指揮官はそんな長谷川の「全ての選手とコミュニケーションをとれるところ、プレーで引っ張っていってくれるところ」などがキャプテンを託した理由とし、「明るいし社交性があるし、気遣いができる選手。人望も厚いのでしっかりやってくれています」と信頼を寄せた。