川崎F　リーグ3連覇へ白星発進、昨季MVPのダミアンV弾「全員で戦ったからこそ」

明治安田生命J1第1節   川崎F1ー0FC東京 （ 2022年2月18日    等々力 ）

＜川崎F・FC東京＞後半、ゴールを決め喜ぶ川崎F・レアンドロ・ダミアン（撮影・西海健太郎）
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　川崎Fが苦しみながらも白星発進した。3連覇への“号砲”は、FWレアンドロ・ダミアンが鳴らした。後半36分、FW遠野が蹴った左CKをニアサイドから頭で合わせ、開幕1号を奪取。「自分のゴールで勝利をもたらすことができたが、全員で戦ったからこそ」。昨季のMVP＆得点王は周囲に感謝した。

　ボール支配率は46％、シュート数は9―12と下回った。攻撃の鋭さで劣り、目立ったのはGK鄭成龍の再三の好セーブ。守護神は後半6分、「1対1には自信があった。体が反応した」と抜け出したレアンドロのシュートを右足1本で防いだ。

　07～09年の鹿島に続く、史上2クラブ目の3連覇に挑む今季。浦和に完敗した12日の富士フイルム・スーパー杯に続き、対戦相手の気迫や対策の強化を思い知らされる内容となった。それでも勝ち切れるのは、地力があるからこそ。「勝ちながら成熟していく」と話す就任6季目の鬼木監督の下、王者は進化していく。