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鹿島 ドローで今季3位以内消滅 相馬監督「もう1段突き抜ける力がなかった」

[ 2021年11月20日 20:45 ]

明治安田生命J1リーグ 第36節   鹿島0―0大分 ( 2021年11月20日    カシマスタジアム )

 鹿島は、来季のACL出場圏内となる3位以内の可能性が消滅した。ホームで大分相手に痛恨のスコアレスドロー。勝ち点63として5位に後退し、ACL出場には4位以内かつ天皇杯で川崎Fの優勝が条件となった。試合後、相馬直樹監督(50)は「勝って(3位以内の)可能性を残したかったが、最後、もう1段突き抜ける力がなかった」と、目に涙を浮かべた。

 前半から5バックを敷く相手に苦戦。両サイドから揺さぶり、中央では9試合ぶりに先発したFWエヴェラウド(30)を起点に攻めるも無得点で折り返した。後半9分にはMF荒木遼太郎(19)を、21分には代表帰りのエースFW上田綺世(23)を投入。後半35分過ぎからは敵陣で猛攻を仕掛けるも、最後まで1点が遠かった。

 勝てばACL出場が決まった昨季最終戦はC大阪にドロー。2年連続で勝負どころで勝ちきれず、指揮官は「(何が足りないか)分かってすぐに解決ができれば、サッカーは簡単なものになる。この世界にいる以上、こういうものを乗り越えていかないといけない。力をつけていかないといけない」と唇をかんだ。

 それでも、天皇杯で川崎Fが優勝すれば4位のチームにもACL出場権が与えられる。今季は残り2戦で、4位名古屋とは勝ち点2差。昨季リーグ2位の18得点を挙げながら、今季はわずか1得点と鳴りをひそめるエヴェラウドは「今季はピッチ外で苦しい思いをした。シーズン最後まで苦しい状況だが、必ず昨年のエヴェラウドは戻ってくる。必ず戻ってきます」と、力強く前を向いた。

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2021年11月20日のニュース