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J2磐田 3年ぶりJ1昇格決めた!“療養中”鈴木監督のためにチーム一丸で16戦負けなし

[ 2021年11月14日 15:55 ]

明治安田生命J2第39節   磐田―水戸 ( 2021年11月14日    KSスタ )

<J2 水戸・磐田>J1昇格を喜ぶ大井(前列中央)、服部ヘッドコーチ(前列右端)ら磐田イレブン(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J2第39節は14日、各地で7試合が行われ、首位・磐田はアウェーで10位・水戸に3―1で勝利。16戦負けなしの4連勝を飾り、3年ぶりのJ1昇格が決定。退院したばかりの鈴木政一監督(66)にうれしいニュースを届けた。

 試合は前半12分、右CKのショートコーナーから変化をつけMF山本康がダイレクトでクロスボールを蹴ると、DF大井が頭で合わせ先制点。3分後には鮮やかなパスワークから右サイドを崩し、最後はMF大森が右足で決め追加点。

 後半6分にはFWルキアンが追加点を挙げ、引き分け以上でJ1昇格が決まる一戦を快勝。ルキアンはこのゴールが22点目。J2得点ランク争いで、この日2得点のJ2京都FWウタカに前半終了時点で21得点と並ばれていたが、このゴールによりリーグ単独トップの座を守った。

 磐田は今季開幕2連敗とつまずくも、第3節の水戸戦(〇3―2)をMF山田大記の2得点などで初勝利を飾ると、勝ち点を積み重ね第8節終了後には4位まで浮上。さらに14節の群馬戦(〇1―0)から第21戦節の新潟戦(〇3―2)まで8連勝を飾り、今季初の首位浮上。その間、14節の群馬戦から20節の長崎戦(〇1―0)までJ2タイ記録となる7試合連続完封勝利を達成するなど躍進した。

 その後は京都と熾烈(しれつ)な首位争いを繰り広げ、前節ホームでの天王山ではMF山田大記の決勝ゴールにより京都を撃破しガッチリ首位固め。鈴木監督が10月27日から体調不良のため検査入院するというアクシデントにも襲われたが、暫定的にトップチームの指揮を執った服部年宏ヘッドコーチ(48)のもとチーム一丸となってJ1昇格を決めた。

 なお、鈴木監督については13日にクラブの公式サイトが退院を発表。「当面は経過観察のため、監督業務への復帰時期は未定です」と報告。引き続き服部ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ることになるとした。

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