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堂安「次は俺の番」決定力欠く代表に活!左膝不安なし、16日オマーン戦で初先発熱望

[ 2021年11月14日 05:30 ]

軽快な動きを見せる堂安(中央)(C)JFA
Photo By 提供写真

 日本代表は16日(日本時間17日)のW杯アジア最終予選オマーン戦へ向けて13日、決戦の地となるマスカットで練習を行った。今予選5試合4得点と迫力不足の攻撃陣で、期待されるMF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)は“起爆剤”となることを宣言。ここまでスタメン出場はない五輪世代のレフティーが、チームに活を入れる。

 腕組みをしながら、堂安は自信満々な表情を浮かべた。「僕が出ればチームに活、刺激を与える役割を担いたい」。負ければ7大会連続W杯出場が厳しくなる状況下、オマーン戦出場を渇望した。

 10月シリーズは左膝の負傷で離脱。1―0で終わった11日のベトナム戦もベンチから戦況を見つめた。今予選の出場はわずか2試合で無得点。だが、ピッチ外から見ることで課題と改善点が見えてきた。

 「アジアでの戦いはブロックを敷かれる。その中で単調な攻撃で終わっている。もっといろんな選手が湧き出るような、迫力のある攻撃をしないと」と分析。そして「相手の狭いスペースをどれだけ質高く突いていけるか。自分がスペースで受けることを意識してやりたい」と自らの得点だけではなく、攻撃陣全体を活性化させることもイメージした。

 合流直前のリーグ戦で1得点を挙げており、左膝への懸念は一蹴した。「(日本代表の)オーストラリア戦の活躍を見たり、PSVで年下の活躍を見ながら“次は俺の番だ”と思っていた」。リハビリ期間中にハングリーさは増した。今予選5試合4得点の森保ジャパンを救う気持ちは誰よりも熱く、強い。

 オマーンは9月のホーム戦で敗れた相手。日本サッカー史上、アジア最終予選で同じ相手に2度負けたことはない。そんな屈辱を味わうつもりもない。だが、ただ内容の乏しい勝利も求めない。「心の底から喜べる勝ち方をしたい」。いつにも増して強気な男が、今年最後の国際Aマッチで大暴れする。

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2021年11月14日のニュース