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J2京都が3発快勝で12年ぶり昇格に王手! チョウ貴裁は流経大から刺激「オレたちもやらなきゃ」

[ 2021年11月14日 18:27 ]

明治安田生命J2リーグ第39節   京都3―1秋田 ( 2021年11月14日    サンガS )

<京都・秋田> 後半、途中交代でピッチを後にしたウタカと抱き合う京都・曹監督(右) (撮影・後藤 大輝)
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 京都が12年ぶりの昇格に王手をかけた。6試合ぶりの複数得点となる3得点。残り3試合で3位・長崎との勝ち点差「7」をキープし、次戦の岡山戦(20日・Cスタ)で勝利すれば自力昇格が決定する。

 チームの勝利が最優先。だがチョウ貴裁監督にとっては隠しきれない個人的な思いも持って臨んだ1戦だった。前日13日に流経大が関東1部で優勝。湘南時代のパワハラ問題で指導者ライセンスが停止されていた20年、同大の中野雄二監督にコーチとして招かれた。“救いの手”を差し伸べてくれたチームの快挙に、チョウ貴裁監督は「感謝してもしきれない。皆が喜び会っている姿に感動した。オレたちもやらなきゃと思わせてくれた」と発奮した。

 「朝、電話を掛けて“主将やるか?”と聞いたら“やる”と。彼のチームを思う気持ちに賭けた」と話したように今季初めてMF川崎颯太に主将マークを付けさせ、クローザーとしてMF庄司悦大やDF黒木恭平、FW野田隆之介らベテランを投入して逃げ切り。大卒新人DF長井も初スタメン起用に応えてくれた。「試合に出られない間も彼らが何をやっていたかは知っている。エネルギーを持った選手を使っただけ」というが「違う勝ち方ができた」とチーム力の充実に胸を張った。

 「泣いても笑ってもあと1つ勝てば我々が目標してきたもの、京都サポーターの皆さんが期待しているものがつかめる。ただ試合に向けた準備は変わらない。そこに向かっていく」。歓喜のゴールは、もう目の前だ。

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2021年11月14日のニュース