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長友が吠えた!11年ぶり古巣FC東京復帰初戦フル出場で“闘魂注入”4―0完勝に貢献

[ 2021年9月18日 20:55 ]

明治安田生命J1第29節   FC東京4―0横浜FC ( 2021年9月18日    味スタ )

<FC東京・横浜FC>前半19分ゴールを決めたオリヴェイラを祝福する長友(右から2人目)(撮影・篠原岳夫)
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 FC東京の日本代表DF長友佑都(35)が、11年ぶりの古巣復帰後初戦となる18日のホーム横浜FC戦で先発フル出場。日本代表でもプレーする“本職”の左サイドバックとして起用されると、新加入選手とは思えないほど前半から積極的に声を出しチームメートを鼓舞。この“気迫”に後押しされたチームは、FWディエゴ・オリヴェイラ(31)とFWレアンドロ(28)が2得点ずつを決めるなど4―0と完勝した。

 Jリーグ出場は10年5月15日の清水戦以来、4144日ぶりとなった長友は前半から大声で味方に指示を送るなどボールのないところでも気を緩めることなくプレー。台風接近による大雨のなかでもピッチを縦横無尽に走り回り、前半の運動量はチーム2位の5・8キロをマーク。

 チームが2点のリードを奪った前半24分の給水タイムでは、ひときわ大きな声で「3点目行くぞ!!」と闘魂注入。その言葉通り前半43分には右サイドのクロスからFWディエゴ・オリヴェイラが頭で押し込み、この日自身2ゴール目となる追加点。

 長友は3点リードとなっても緩めることなく、前半終了間際には自陣深い位置でDFマギーニョと対峙し、競り合いからマイボールとなるとスタジアムの外にも届きそうなほど大きな声で咆哮(ほうこう)。後半にも同じようにDFマギーニョとのマッチアップからマイボールを獲得すると、副審に向かって「ブラボー」と笑顔で絶賛した。

 後半41分にはFWレアンドロにもこの日2点目となるゴールが決まり勝負あり。長友は得点こそ絡まなかったが試合終了まで声を出し続け、フル出場で勝利に貢献。長友の熱いプレーには大雨のなか駆けつけたサポーターから大きな拍手が送られた。

 ◇長友 佑都(ながとも・ゆうと)1986年(昭61)9月12日生まれ、愛媛県西条市出身の34歳。東福岡高から明大に進み、在学中の08年にFC東京と契約。その後にイタリア・セリエAのチェゼーナ、インテル・ミラノ、トルコ1部ガラタサライ、フランス1部マルセイユでプレー。日本代表は08年にデビューし、国際Aマッチ通算127試合出場4得点。1メートル70、68キロ。利き足は右。家族は妻でタレントの平愛梨と3男。

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