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U24日本 史上初の決勝進出ならず…強豪スペインに延長戦で力尽く 3位決定戦でメキシコと再戦

[ 2021年8月3日 22:34 ]

東京五輪第12日 サッカー男子準決勝   日本0―1スペイン ( 2021年8月3日    埼玉 )

<日本・スペイン>延長後半、アセンシオ(左)にゴールを決められ、うなだれる(右から)酒井、吉田、谷(撮影・小海途 良幹)
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 東京五輪男子サッカーは3日に準決勝が行われ、U―24日本代表は埼玉スタジアムでU―24スペイン代表と対戦。0―0のまま突入した延長後半10分に失点して0―1で敗れ、同種目史上初の決勝進出を逃した。1968年メキシコ五輪(銅メダル)以来、53年ぶりのメダル獲得を目指し、6日の3位決定戦(埼玉)でU―24メキシコ代表と対戦する。

 日本は前半から押し込まれる展開が続くが、GK谷のファインセーブなどもあり0―0のまま後半へ折り返す。枠内シュートこそ0本だったが、左サイドからのクロスにゴール前まで上がってきたMF遠藤がスライディングしながら合わせるなど、少ないチャンスをモノにしようという共通の攻撃意識は見られた。

 後半11分にはヒヤリとする場面が。クロスボールのこぼれ球をDF吉田がクリアしようとゴール前でタックル。その後相手選手と接触したため、主審は吉田の反則としPKの判定。しかしVAR判定の結果、吉田の足が先にボールを捉えていたためPKは取り消しに。吉田の好プレーとなりピンチを脱し、一度は出されたイエローカードも取り消された。

 同21分にもGK谷がファインセーブ。MFペドリからのスルーパスが日本選手に当たってコースが変わり、これがFWラファ・ミルへの“絶妙スルーパス”となってしまうが谷が鋭い飛び出しで見事なシュートブロックを見せた。

 終盤にかけ怒涛の猛攻を受けるもGK谷を中心とした守備陣が耐え抜き、0―0のまま後半が終了。しかし延長後半10分、一瞬のスキを突かれて途中出場のスペインFWアセンシオにゴールを決められ、先制点を献上。そのまま0―1で敗れ、初の決勝進出はならなかった。優勝候補筆頭の強豪を苦しめるも、延長戦で力尽き3位決定戦に回ることになった。

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