柏　FW武藤雄樹「ゴールで勝利に貢献できるのが1番の喜び」　“19番”を選んだ理由とは

　柏に完全移籍で加入したFW武藤雄樹（32）が23日、チームでの初の全体練習後、オンライン会見に臨んだ。15～16年には2年連続で2桁得点、6年半在籍した浦和で自身が得点した試合は32勝5分けと「不敗神話」を残した元日本代表FW。「ボールを引き出したり、攻撃でリズムをつくり出せる。ゴールで勝利に貢献できるのが1番の喜びなので、レイソルで早くゴールを決めて勝利に貢献したい」と話した。

　仙台、浦和でも付けた“19番”を背負い、新天地で再起を図る。「他にも候補はあった」ものの、自らこの番号を選らんだ理由を明かした。「浦和でも19を付けて飛躍できた思い入れのある番号なので、また1からのスタートということで、この19番を付けて印象に残るようなプレーを出していけたら」。近年は出場機会にこそ恵まれたが、得点数は伸び悩んでいる。今季もここまで16戦で無得点。「若いときのような強引さとか貪欲さを柏では見せたい。“もう一度”っていうところを見せたい」と熱い思いを語った。

　すでにシーズンを折り返し、チームは15位と低迷中。さらにMF江坂（浦和）、FW呉屋（大分）と主力クラスの移籍が続いただけに、実績と経験のあるFWにかかる期待は大きい。「順位的には今難しい位置にいると思いますけど、僕が入って歯車がかみ合うようなプレーをしていきたい。ゴールでレイソルの勝利に貢献できるように頑張らなければいけない」と力を込めた。