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森保監督「指示待ちではなく自分たちで対応」、金へ試金石のスペイン戦で上々ドロー

[ 2021年7月18日 05:30 ]

東京五輪男子代表国際親善試合   U-24日本1―1U-24スペイン ( 2021年7月17日    ノエスタ )

<U24日本・U24スペイン>前半、ベンチから指示を送る森保監督(撮影・北條 貴史)
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 金メダル獲得への試金石となったスペイン戦。「同じ目線で戦ってほしい」と送り出した森保監督は90分後、「粘り強く戦いながらも得点チャンスをうかがう戦いを、しっかりしてくれた」と確かな手応えをつかんだ。

 優勝候補のスペインは4強入りした欧州選手権からフル代表6人がメンバー入り。OA枠が融合した6月からの国際親善試合で3戦全勝の日本にとって、劣勢でも流れを読んでしたたかに戦うことが求められる本番への予行演習も兼ねていた。

 序盤からボール保持率で圧倒されながら、コンパクトに陣形を保ってブロックを敷いて静かに耐えた。「指示待ちではなく、理想と現実を把握しながら自分たちで対応してくれた」と指揮官。吉田や冨安が、最後尾から鋭く指示を送った。

 攻め込まれながらも、決して局面での気後れはなかった。久保と堂安の連係から先制に成功。2点目を仕留める決定力と失点時の寄せの甘さは課題だが、上々の出来だった。

 ハーフタイムには7人を入れ替え、計20人が出場。「五輪では世界の強豪と戦う厳しい戦いが待っている」ということを経験させる狙いがあった。金メダル候補に引き分けても悔しささえにじませたイレブン。強豪と同目線になった五輪代表が、いよいよ本気で金メダルを狙いにいく。

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2021年7月18日のニュース