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城彰二氏 最高のメンバーと完成度 本大会も期待

[ 2021年7月18日 05:30 ]

東京五輪男子代表国際親善試合   U-24日本1―1U-24スペイン ( 2021年7月17日    ノエスタ )

<U24日本・U24スペイン>前半、堂安の先制ゴールをアシストする久保(撮影・北條 貴史)
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 【城彰二 視点】先制点は見事だった。中盤でボールを奪って、久保が左サイドをドリブルで破り堂安にいいパスを出した。右手で相手をブロックしながらの突破は欧州でもまれている一端を見せたし、味方の位置もよく見えていた。堂安も距離があったが、よく決めた。なかなかパスが来ない中で耐えて我慢しながらワンチャンスをものにするところはエースらしさ。左利きのコンビならではの感性も感じられた。

 前半と後半でメンバーが大きく変わり、多くの選手が格上チームとの戦いを体験できたことは意義がある。いつもと違って相手にボールを保持され、日本が主導権を取れない中で耐えながら先制して引き分けたことは自信になった。初戦まであと5日で、強豪を相手にこういう戦いができたことは収穫。課題は相手のボール保持者に対する対応やカバー、そして決定力だ。決めるところで決めないとこの試合のように追いつかれる。過去最高のメンバーで完成度も高い。本大会も期待していいと思う。(元日本代表FW)

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