×

無失点記録更新のイタリアは終了間際に今大会初失点も、延長戦制して8強

[ 2021年6月27日 13:53 ]

欧州選手権決勝トーナメント1回戦   イタリア2―1オーストリア ( 2021年6月26日    ロンドン )

ペッシーナがゴールを決め、喜びを爆発させるイタリアイレブン(AP)
Photo By AP

 イタリアが延長戦でオーストリアを2―1で振り切り、4大会連続の8強入りを決めた。90分を終えて0―0の試合は、後半途中に次々と攻撃的な役割の選手を投入したロベルト・マンチーニ監督の采配がぴたり。いずれも途中出場のFWキエーザが延長前半5分、MFペッシーナが同15分に続けてゴールを決めた。守ってもチームとしての連続無失点世界記録1143分(1972~74年、イタリア)を更新。延長後半9分の失点で記録は1168分で途絶えたものの、伝統の守備力で新たな足跡を刻んだ。

 この試合を含めて987分で無失点記録に貢献したGKドンナルンマは「簡単な試合にならないことは分かっていた。でも我々は少しも諦めることなく延長でようやく2点を挙げた」と振り返った。

 連続不敗も31試合に伸ばし、35~39年のイタリア代表記録を82年ぶりに更新した。マンチーニ監督は「交代出場の選手が違いをつくったが、全員が全力を尽くしてくれた」と満足げ。7月2日の準々決勝はベルギー―ポルトガル戦の勝者と対戦する。

続きを表示

2021年6月27日のニュース