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川崎F ACL逆転発進 Lダミアンの2発などで大邱との打ち合い制す

[ 2021年6月27日 09:14 ]

競り合うMF三笘(C)KAWASAKI FRONTALE
Photo By 提供写真

 ACL1次リーグ集中開催地ウズベキスタンに滞在中の川崎Fは26日(日本時間27日)、初戦の大邱(韓国)戦に臨み、3―2で逆転勝ち。初のアジア制覇へ順調な滑り出しを切った。

 前半8分に先制を許し、同27分にDFジェジエウがエリア内で相手のユニホームを引っ張りPKを献上する苦しい展開。だがそのPKを元韓国代表GK鄭成龍チョンソンリョンが見事なセーブで失点を阻止すると、前半40分にFWレアンドロ・ダミアンの見事なオーバーヘッドでまずは追いついた。

 後半に入り開始早々2分に失点を喫し再びリードを許したが、その4分後に旗手、三笘の東京五輪メンバーコンビが左サイドを崩し、最後は再びレアンドロ・ダミアンが左足で押し込んで2―2。さらに後半10分には左CKからMFシミッチが左足で押し込み逆転に成功した。

 結局このシミッチの移籍後初ゴールが決勝弾となり、苦しみながらも何とか勝利。鬼木監督は試合後「ゲームの入り方。前半後半も含めてです。あとは自分たちのサッカーをもっともっと前面に押し出していくことが重要」と課題を口にするも、「大きな一勝だったと思っています」とホッとした表情で振り返った。そして今後へ「中2日となりますが、集中して戦っていきたいと思っています」と、気を引き締め直した。

 川崎Fは今大会が2年ぶり8度目の出場。過去、初戦に勝った大会ではすべて1次リーグを突破しており、リーグ戦10戦負けなしだった大邱を撃破しての初戦勝利はまさに吉兆。試合にはケガで長期離脱していたMF大島僚太も1月1日に行われたG大阪との天皇杯決勝以来となる復帰を果たしており、Jリーグ王者にとっては今後に繋がるまさに実りのある初戦勝利となった。

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2021年6月27日のニュース