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なでしこGK池田、定位置獲りへ「ビルドアップ」でアピールを!

[ 2021年6月7日 18:10 ]

GK池田咲紀子
Photo By スポニチ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のGK池田咲紀子(28=三菱重工浦和)が7日、オンラインで取材対応した。チームはこの日、6月の親善試合2試合に向けて広島県内で合宿をスタート。練習前には「ゲーム全体の中での自分の役割を理解して、後ろでしっかり仕事が出来れば自然とアピールにもつながる」と、スタメン奪取へ意気込みを語った。

 所属クラブでは守護神としてゴールマウスを守る池田だが、これまで代表では2番手に回ることが多かった。16年からコンスタントに招集されてきたものの、出場数は17止まり。だからこそ東京五輪へかける思いは人一倍強く、「いつチャンスをもらっても100パーセントのプレーが出来るように意識して取り組んできた」と自信をにじませた。

 今回招集された3人のGKの中で最も小柄な1メートル68の池田は、「代表チームで求められるのはシュートストップ」とした上で、自身の強みに「ビルドアップ」を挙げた。「後ろからの組み立てはショートパスが多くなるイメージだが、守備から攻撃に切り替わった瞬間に長いボールで前線にフィードしたりは自分の得意としてるプレー。切り替えからの速い判断で攻撃につながるプレーで違いを見せていけたら」と、自身の特徴を生かしアピールする姿勢だ。

 来月に迫った東京五輪。徐々に近づく大舞台を前に、家族を始め、周囲の人も体調やコンディションを気にして連絡をくれるという。「その分期待もしてくれているので応えたい」と力を込めた。

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2021年6月7日のニュース