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チェルシー欧州CL制覇 決勝進出は3度とも監督途中解任のシーズン 結果にこだわるオーナーの執念

[ 2021年5月30日 07:32 ]

欧州チャンピオンズリーグ決勝   チェルシー1―0マンチェスター・シティー ( 2021年5月29日    ポルトガル・ポルト )

優勝したチェルシーイレブンは喜びを爆発させる(AP)
Photo By AP

 チェルシーがマンチェスターCとのイングランド勢対決を制して9季ぶりの欧州制覇を達成した。トーマス・トゥヘル監督(47)は1月に解任されたフランク・ランパード前監督(42)の後を受けてチームを再建。チェルシーは3度目の決勝進出で、いずれもシーズン途中に監督が交代している。

 07~08年シーズンはジョゼ・モウリーニョ監督から引き継いだアブラム・グラント監督が初の決勝進出を果たしたが、イングランド勢同士の頂上決戦ではマンチェスターUに延長1―1から突入したPK戦で5―6と敗退。11~12年シーズンはアンドレ・ビラスボアス監督の後任となったロベルト・ディマッテオ監督の下、決勝でBミュンヘンを延長1―1からPK戦4―3で破って初優勝した。03年にチームを買収したロシアの石油富豪ローマン・アブラモビッチ氏は結果にこだわり続け、18年間で暫定監督も含めてのべ17人の指揮官を起用。勝利への執念がチームを再び欧州の頂点に導いたとも言えそうだ。

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2021年5月30日のニュース