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G大阪・松波監督 3113日ぶりのJ1勝利、エース宇佐美が決勝ボレー

[ 2021年5月27日 21:07 ]

明治安田生命J1第16節   G大阪1―0徳島 ( 2021年5月27日    パナスタ )

G大阪・松波監督(C)GAMBA OSAKA
Photo By 提供写真

 松波正信監督(46)が12年11月17日・清水戦以来3113日ぶりのリーグ戦勝利を手にした。前半27分、MF小野瀬康介のグラウンダークロスをFWパトリックがドンピシャボレーで先制。1―1の後半27分にはFW宇佐美貴史がジャンピングボレーを叩き込んで決勝点を挙げ、今季2勝目を手にした。

 攻撃のスイッチを入れたのは“意外”な人物だった。リズムが出ていなかった前半20分、GK東口順昭が「(ボール回しが)全部、後ろやぞ」とフィールド選手にカツ。その後はバックパスではなく、前向きにボールを運ぶプレーが増えた。特に先制点は今季初出場の韓国代表DF金英権の持ち上がりを含めて計8本のパスをつなぐ“らしさ”が詰まった1発だった。

 この試合では3バックシステムを採用。日本代表DF昌子源、DF三浦弦太らとの“日韓代表3バック”は昨年9月9日・柏戦以来で、終盤には怒濤の攻めにさらされたが、最少失点で凌ぎきった。

 連敗を「4」で止め、4月14日・鳥栖戦以来8試合ぶり今季2勝目。指揮官が「非常に重要な3連戦(徳島戦、30日・横浜FC戦、6月2日・湘南戦)。どういう内容、勝ち点を得るか今シーズンのポイントになる」と口にしていた3連戦初戦で勝利を挙げたのは大きい。今後の勢いにつながりそうだ。

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2021年5月27日のニュース