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久保建英 ビジャレアルでの半年は「総合的な意味で失敗」 代表戦前に自身の歩みを冷静に分析

[ 2021年5月27日 19:43 ]

<サッカー日本代表練習>ボールをトラップする久保(右)(撮影・西海健太郎)
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 日本代表MF久保建英(19=ヘタフェ)が27日、オンライン取材に対応した。森保ジャパンはあす28日に22年W杯カタール大会アジア2次予選でミャンマーと対戦。“日本の至宝”は「チャンスをもらえればその中で結果を残すのが一番。自分は自信を持ってやれると頭の中に入れておきながら、一番いい形で試合に臨めるようにできる最善の準備をしたい」と言葉に力を込めた。

 この試合でゴールを決めれば、元日本代表DF内田篤人氏(20歳87日)のW杯アジア予選の最年少得点記録を19歳358日に更新する。さらに同試合後にはU―24日本代表に合流する予定のため、次戦は5日の同ガーナ戦となり、前日に20歳を迎える久保にとってはA代表でのミャンマー戦で10代ラストマッチとなる。

 同様に10代の最後のシーズンだった今季は、久保にとってあがき続けた1年だった。昨季はスペイン1部レアル・マドリードから同マジョルカにレンタル移籍し、35試合で4得点4アシストと好パフォーマンスを披露。自信を持って活躍の場を同ビジャレアルに移したが、思うように出場機会を得られず、1月には同ヘタフェのユニホームを着ることを決断した。

 「結果論だが、チーム選びから失敗してしまって、その結果、1年間苦しいシーズンになったというのが現実としてある。、残りの半年はサッカーが分かってヘタフェにいったので後悔はない。挙げるとしたら最初の半年間を後悔しているというか、もっと違った形で何か模索できなかったかなと。結局、自分に至らないところがあっただけだが、そういった意味で見誤ったというか、総合的な意味で失敗だった」

 だが、そんな苦闘の日々も糧とし、確実に前に進んでいる。成長した面を問われると「確実に上手くなっていると思いますし、去年と比べて余裕を持ってプレーできるようになっている」と強調。16日のレバンテ戦ではチームを1部残留に導く決勝弾をたたき込んでおり、勢いそのままに代表活動での活躍につなげていく。

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2021年5月27日のニュース