浦和MF猶本光　29日広島戦へ「対相手を意識して戦いたい」　順調な調整ぶり披露

猶本光
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　9月開幕のサッカー女子プロ「WEリーグ」に参入する三菱重工浦和が27日、さいたま市内で練習を公開した。日本代表MF猶本光（27）はセットプレーのキッカーを務めるなど、順調な調整ぶりを披露。プレシーズマッチの最終戦となる29日のホーム広島戦へ向けて「チームとしては昨年から守備を奪いきるところをやってきた。トライはできている。紅白戦ではなく、対相手を意識して戦いたい」と力を込めた。

　東京五輪開幕まで2カ月を切り、選手選考のサバイバルも佳境を迎える。猶本は4月の国際親善試合2試合（パラグアイ、パナマ代表）で選外。5月に国内組だけで行われた候補合宿もメンバーから外れるなど、ボーダーラインに立たされている。「もちろん五輪が今、どうなるか難しい。なんとも言えないが」と、前置きした上で「チームで、試合でいいプレーを続けるのが大切だと思う。毎日の練習で課題を持って取り組みたい」と前を向く。

　プレシーズンマッチ初戦となった先月24日のマイナビ仙台戦で右足首を負傷。同29日のノジマ相模原戦を欠場するも、今月22日のINAC神戸戦で復帰を果たした。ドイツから復帰1年目となった昨季は、なでしこりリーグ優勝に貢献したが「昨年のままでは優勝は難しい。昨年まで積み上げてきたものプラス守備の回収率を上げたり、攻撃のバリエーションを増やしたり。細かいところを練習から詰めていきたい」と語った。