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ベルギー2部ロンメルFW斉藤 巻き返し誓う「スタートから違いを見せられるように」

[ 2021年5月19日 11:55 ]

 ベルギー2部ロンメルのU―20日本代表FW斉藤光毅(19)が19日、海外挑戦2シーズン目となる来季へ向け巻き返しを誓った。

 今年1月に横浜FCから加入。約半年の海外初挑戦を終えすでに帰国しており、この日オンライン対応。リーグ戦は4月5日のダインゼ戦でアシストをマークしたものの、9試合に出場し無得点に終わったとあって、「行く前はチームの中心になって活躍することを思い描いていましたけど、途中出場が多くて、なかなか思い通りのプレーもできなかった」と悔しさをあらわにし、「当然、満足はしていない。危機感という言葉が一番」と今の心境を語った。

 斉藤にとって初の海外生活。コロナ禍という難しい状況もありなら、環境や言葉の違いなど多くの順応が求められた。その中でも「コロナ禍ということで、いろいろ大変なこともありましたけど」と苦労を明かしつつ「やっぱりだんだん慣れてきて、自分の生活というか生活習慣を作ることができた」。自炊に関しても「ほかの人には食べさせられない」と苦笑いを浮かべつつ「バランスも考えながら、自分が食べたいと思うようなレベルにはなった」と表情は明るい。

 プレー面に関しては、「自分の仕掛けだったり、裏への飛び出しというのは、通用する部分はあった」と手応えをつかんだ一方で、「日本と比べて間とかで(ボールを)受けたときに、ちょっとでも時間かかると、プレスバックとかがくる」と欧州特有の強度の高さを感じた様子で「判断の速さというのは、より速めていかないといけないなと実感しました」と課題も口にした。

 「点を取れないというのは、環境の違いとか、チームメートとかではない。シンプルに自分の実力だと思う」と斉藤。環境にも慣れ、活躍が期待される来シーズンへ、19歳の高速ドリブラーは「このオフでしっかりと準備して、スタートから違いを見せられるようにやっていきたい。目に見える結果というのをしっかりと残して、自分の思い通りのプレーができるように頑張っていきたい」と誓った。

 なおベルギー2部は前後期に分けて争われ、全8クラブによる4回戦総当たり。ロンメルは今季、13勝4分け11敗で3位。1部昇格はならなかった。

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2021年5月19日のニュース