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川崎F・憲剛 電撃引退発表 16年に最年長JリーグMVP クラブ&日本サッカー界の顔

[ 2020年11月1日 15:00 ]

川崎Fの中村憲剛
Photo By スポニチ

 川崎Fの元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りで現役を引退することを発表した。40歳の誕生日を迎えた前日の10月31日、ホームの等々力で行われたFC東京戦で11の後半29分に左足で決勝弾を決め、チームを単一シーズンの90分間でのJ1最多記録を更新する12連勝をへと導いたばかり。それだけに川崎Fサポーターだけでなく日本サッカー界全体に衝撃が走った。

 中村はクラブの公式YouTubeチャンネルで引退を報告。「正直ホッとしている。いつかはこういう言葉を言うのかと思っていた」と心境を語った。35歳の時に40歳での現役引退を決めていたことも告白。「残り5年、目の前の1年、1年を勝負に頑張ろうと思っていた」と話した。

 クラブはFC東京戦後の深夜に突如、この日の午後3時から会見を開催するとのお知らせを配信。内容が記載されておらず様々な憶測が飛んだ中、日本代表でも国際Aマッチ68試合出場を誇る川崎F一筋のレジェンドが、40歳の節目を迎えたプロ18年目の今シーズン限りでスパイクを脱ぐ決断を報告した。

 中村は03年に中央大からテスト生として参加していた川崎Fに入団。いわゆるサッカーエリートではなかったが、地道な努力と持ち前の頭脳ですぐに頭角を現した。06年にはオシムジャパンでA代表初選出。その後もスター選手への階段を順調に上り、中村自身が持つ高い発信力もあって川崎Fだけでなく日本サッカー界の顔にもなっていった。

 これまでの輝かしいキャリアはまさに言わずもがな。日本代表では10年W杯南アフリカ大会に出場。Jリーグでは初選出の06年から5年連続でベスト11入り。16年には史上最年長となるJリーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いた。鬼木監督を指揮官に迎えた17年にはリーグ制覇で悲願の初タイトルを獲得。翌18年にリーグ連覇を達成し、3連覇を逃した昨年もルヴァン杯初制覇を経験した。

 昨年11月2日の広島戦では左膝前十字じん帯を損傷。サッカー人生初となる大けがにも前向きに立ち向かい、10カ月ぶりの復帰を果たした8月29日の清水戦でいきなり復活弾を決め、40歳の誕生日だった10月31日のFC東京戦でもバースデー弾。家長も「フロンターレと言えば憲剛さんそのもの」という川崎Fのレジェンドは、激動のシーズンを最後に惜しまれつつユニホームを脱ぐ。

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