J1仙台 会見で露呈した当事者意識の欠如 経営危機の中、より険しくなった再建への道

[ 2020年10月20日 21:40 ]

仙台、MF道渕諒平と契約解除

記者会見するJ1仙台の菊池秀逸社長(中央)ら
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 【記者の目】経営陣に当事者意識はどれほどあるのか。約1時間10分の会見。記者の質問に菊池社長は手元のマイクを左右に受け流し、渡辺取締役も肝心な部分の歯切れが悪い。事件発覚後に契約解除の判断が揺れ動いた理由を「刑罰法規に抵触するかどうかの見極め」としながら、道渕の弁護士から「逮捕状を執行されたようだ」と説明されても、すぐに対応できなかった。その揚げ句、週刊誌に掲載された写真やメールが判断の決め手だという。「(写真などがなければ)もしかすると(契約を解除しない)可能性はあったかな」という言葉で浮き彫りになったのは、クラブの危機感の欠如だ。

 コロナ禍もあり、20年度の決算見込みは6億6400万円の赤字で3億円超の債務超過に陥る見通しだ。存続の危機に直面し、現在クラウドファンディングを実施している。ファン・サポーターに協力を呼び掛けなければならないほど財政状況が悪化しているにもかかわらず、クラブを愛する思いを裏切るかのような今回の対応。ただでさえ危機的状況の中、再建の道はより険しくなったと言わざるをえない。(仙台担当・古田土 恵介)

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