川本治氏 久保に“代表後遺症” 初アシストも初退場 100%集中してない場面も 

[ 2020年10月20日 05:30 ]

スペイン1部   ビリャレアル2-1バレンシア ( 2020年10月18日 )

バレンシア戦の後半、2度目の警告を受け、退場するビリャレアルの久保(左端)(共同)
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 スペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)は18日、ホームでのバレンシア戦に後半19分から出場した。ヒールパスで今季初となる“アシスト”で決勝点を演出した一方で、後半アディショナルタイムには2枚目のイエローカードでプロ初の退場。そのプレーぶりに現地メディアも軒並み低評価を与えた。久保に今、何が起きているのか――。スポニチ本紙評論家の川本治氏(68=元ジェフ市原強化部長)が読み解いた。

 日本代表のオランダ遠征2試合で結果を出せなかったことを、久保は引きずっている気がする。

 本来得意で、周囲からも評価されているのは、右のアウトサイドでカットインからゴールに絡むプレーだ。ただし、先発した日本代表の2戦目、コートジボワール戦では左アウトサイドに入った。そして開始直後、右からのクロスに得意の左足で合わせたシュートをふかしている。

 ベンチスタートとなった1戦目のカメルーン戦で、右サイドの先発は同じ東京五輪世代の堂安だった。得意とする右サイドでの評価は、堂安よりも低いのか?その疑念が芽生えたメンタル面も、現在のプレーに影響しているのではないか、と見ている。

 バレンシア戦では評価を得ている右サイドのポジションで使われたが、生き生きしていないと感じた。後半27分に足を振り上げて1枚目の警告を受けた場面も、どこか100%集中していないところがあった気がする。

 ポジションは関係なく、卓越した技術力の高さや、相手の逆をとるような、いわゆるゴールにつながるプレーが、久保の評価を高めてきたところだ。決勝点につながるプレーをしたのは間違いないが、本来のプレーは出せずにいる。出すには、やり続けるしかない。

 それでも、いいポジションを取ったときにはボールが出ていたと思う。そこでストロングポイントを出し続けるしかない。若いからしようがない、は通用しない。19歳だろうが30歳だろうが、ピッチに立てば同じだ。 (元ジェフ市原強化部長)

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