J1仙台 MF道渕を契約解除　女性トラブル報道「認知していなかった事実、秩序、風紀を著しく乱す内容」

道渕諒平
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　J1仙台は20日、MF道渕諒平（26）との契約解除を発表した。同日発売の週刊誌に道渕に関する記事が掲載。クラブが認知していなかった事実、クラブの秩序、風紀を著しく乱す内容が含まれていたことから、同選手に事実関係を確認した上で、10月20日付けで契約解除を決定した。クラブは公式サイトで「この度は、皆様にこのようなご報告をすることになりまして、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません」と謝罪した。

　週刊誌によると、道渕は2019年6月から地元放送局の情報番組に出演していた女性タレントと交際。しかし、その女性タレントへの暴力行為で、9月7日に傷害罪の容疑で逮捕されていたという。週刊誌には道渕が自らに包丁を突きつけて脅す動画の写真や、悲惨なDVの詳細な内容も記載されている。クラブは週刊誌に記載された女性トラブルを8月14日に認識し、同選手への事情聴取を行い、顧問弁護士に相談した上で対応を進めてきたという。

　「その際に当人同士で解決することが望ましいと助言を受けております。同選手からは、本人の代理人となる弁護士を通じて女性と話し合い、最終的に双方合意の上で解決したとの報告が9月5日にありました。同選手からは二度と同様の行為をしないとの契約書を取り、重い処分を科した上で活動を継続させておりました。本件は、両名のプライバシーに関わり、また双方の要望があるなかで、公表を控えてまいりました」

　また「当クラブといたしましては、本件について大いに反省し、取り組みが不十分であったことを厳粛に受け止め、今後このようなことが二度と発生しないよう、一丸となってコンプライアンスの徹底に全力で取り組んでまいります。ベガルタ仙台のファン、サポーターの皆様、株主、スポンサーの皆様、Jリーグや各クラブの関係者の皆様に、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。