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南野 6連発ならず…記録知らず貪欲さ見せた「結果には満足してない」

[ 2020年10月10日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―0カメルーン ( 2020年10月9日    オランダ・ユトレヒト )

<日本・カメルーン>前半、シュートを放つ南野(右)(JFA提供)
Photo By 提供写真

 MF南野が期待された出場連続ゴール記録を逃した。この試合まで、国際Aマッチ出場5戦連続ゴール。決めれば85年の木村和司の記録に並んでいたが、決められなかった。試合後、記録については「知らなかったです」とサバサバと話し、ドローという結果には「チームの勝利に貢献できなかったので悔しい」と振り返った。

 代表で初めて背番号10をつけた今回の活動。リバプール移籍後初の代表戦でもあった。世界屈指の名門に加入したのは昨年1月。それ以来、サラー、フィルミノ、マネという世界トップクラスのFWとポジションを争う日々を送ってきた。定位置はつかめていないが「そこでプレーできている喜びはある」と充実感をにじませる。それだけに森保ジャパン20年初陣でも期待は大きかったが、不発に終わり「久しぶりの代表戦。勝利で終えたかった。結果には満足していない」と悔しがった。

 それでも、ゴールへの貪欲さは光っていた。前半19分にペナルティーエリア内でパスを受け、左足でシュート。同43分にも再び左足でシュートを放った。森保ジャパン最多の11得点を決めており、この日も、最も積極的にゴールを狙ったのは新10番の南野だった。「次もあるので良い準備をしたい」。13日のコートジボワール戦で、森保ジャパンの20年1号弾を狙う。

 ≪年初戦の無得点は12年ぶり≫日本の今年最初の国際Aマッチはスコアレスドローに終わった。年初戦の無得点は、08年1月26日チリ戦(0―0)以来12年ぶり。07年から続く初戦の連続不敗は14に伸びた。また初戦が10月までずれ込んだのは、69年(10月10日オーストラリア戦)以来51年ぶり。

 ≪初の先発11人全員海外組≫日本はメンバー全員が欧州クラブに所属。先発11人全員が海外組だったのは、19年2月1日カタール戦以来2度目。この時はUAEのアルアイン所属のDF塩谷がおり、全員が欧州は初めて。

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2020年10月10日のニュース