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成長見えた南野 質違いすぎる久保

[ 2020年10月10日 06:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―0カメルーン ( 2020年10月9日    オランダ・ユトレヒト )

<日本―カメルーン>前半、ドリブルで攻め込む南野(右)
Photo By ゲッティ=共同

 【城彰二 視点】久保は後半38分に左からクロスを上げた場面や、終了間際のFKなど技術的には素晴らしいものを見せたが、連係はまだまだ。やはり先発型で、90分間プレーして結果を出すタイプだろう。何より、バルセロナで育った久保と日本で育った他の選手とは、リズムや見ているところなど、サッカーの質が全く違う。FC東京時代もそうだったが、チームとしてうまくかみ合っていない。久保も周囲に合わせないといけないし、周囲も久保を理解した上で、互いに近づくことが必要だろう。

 南野は得点こそなかったが、何とかしようという積極性があったし、個の力で勝負する場面もあって良かった。世界トップクラスのリバプールで評価されているだけあって、成長が見られた。中島が不在の時の攻撃の中心だろう。

 DFでは冨安が大きく成長していた。バネがあるカメルーンの選手に競り負けなかったし、攻撃参加のタイミングも抜群だった。プレーの幅が広がり、安定感がある。ビッグクラブで十分にやれるし、日本代表の守備の中心になることは間違いないと思う。 (元日本代表FW)

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