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森保監督 ドローもシステム&世代融合に手応え「絵は合っている」

[ 2020年10月10日 05:30 ]

男子サッカー国際親善試合   日本0―0カメルーン ( 2020年10月9日    オランダ・ユトレヒト )

<日本・カメルーン>カメルーン戦に臨んだ森保監督(JFA提供)
Photo By 提供写真

 今年初の国際Aマッチ。森保監督はA代表と五輪世代の融合を図りながら勝利を目指した。欧州組を交えては11カ月ぶりの活動で、戦術練習はたった2日間のみ。連係不足は織り込み済みだった。結果に満足しなかったが「絵は合っている」と手応えを口にし「強い相手と2世代が融合しながら強化試合をできたことは将来につながっていく」とこの一戦の成果をかみしめた。

 五輪世代からは中山と堂安、冨安を先発に、後半途中からは久保、A代表デビューの菅原を送り出した。布陣もミックス。前半はA代表でベースの4―2―3―1、後半は五輪代表で基本となってきた3―4―2―1とした。3バックは練習でも試し、試合中に即席で選択。「粘り強く辛抱しながら徐々に自分たちのペースに持っていき、時間を追うごとに我々の戦いができていった」。来年3月再開予定のW杯アジア予選と五輪の双方を見据えた挑戦だった。

 A代表を率いるのは昨年12月のE―1選手権以来。その翌月に五輪世代で臨んだU―23アジア選手権でも結果を残せず、世間からは批判も浴びた。兼任も再考される中、7月に続行が決定。活動がない中でも、波乱の一年だった。自身に関してどれだけ厳しい記事が出ようとも「サッカーが話題になるなら、どんなことでもいいこと」と受け止める。全てはサッカー界の発展を願うからこそ。今遠征のラストは13日のコートジボワール戦。「引き分けを勝利に変えられるように、準備期間でベストを尽くしたい」と誓った。

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2020年10月10日のニュース