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森保監督 トゥーロン国際で東京五輪世代指揮へ 仏遠征中止なら国内合宿プランも

[ 2020年10月10日 06:00 ]

サッカー日本代表・森保監督
Photo By スポニチ

 12月、森保監督が五輪世代を直接指揮することになりそうだ。年内は活動休止危機だったU―23代表の二段構えの活動計画が判明した。複数の関係者によれば、一つは国内組を中心とした編成でのトゥーロン国際遠征。12月20日ごろの開幕が予定されており、Jリーグの最終節と重なるが、各クラブは派遣を容認する意見が大半という。

 大会は当初、6月に開催を予定していたが、コロナ禍で約半年延期。今夏五輪が開催されていれば、A代表のW杯予選を優先する予定だった森保監督は五輪直前にU―23代表に合流する見通しだった。日程変更により貴重な指揮の場が生まれた格好だ。日本政府は出入国の条件緩和へと動きだしており、12月はより緩和が進んでいる可能性もある。

 一方で、トゥーロン国際への出場が不可となった場合、国内合宿を実施するプランもある。五輪世代は1月のU―23アジア選手権を最後に活動が止まったまま。今季はJリーグの過密日程と交代枠の拡大により、五輪世代の新星が続々と誕生している。森保監督も「非常に最終的な選考が難しくなる」とうれしい悲鳴を上げている。新戦力の見極め、コンセプト共有など有意義な時間となる。
 来年3月にはW杯アジア予選の再開とともに、森保監督はA代表の指揮に重心を移す。12月のフランス遠征もしくは国内キャンプという二段構えの計画が、東京五輪のメンバー選考前最後の直接指導となる可能性もある。金メダルを目標に掲げる東京五輪世代にとっては、まさに「勝負の12月」となりそうだ。

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2020年10月10日のニュース