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内田語録【11~12年】「俺はサッカーはあんまり好きじゃないけど、楽しかった」

[ 2020年8月21日 00:59 ]

日本代表でも右サイドを支えた内田。国際Aマッチ74試合に出場
Photo By スポニチ

 現役引退を表明したJ1鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)は、率直かつマイペース、ユーモアとウィットに富んだコメントでも人気を誇った。”内田節”とも呼ばれた主な発言とともにキャリアを振り返った。

【2011~12年】
 「最近はゴール前の守備というか、はね返したり、競り合いが、かなり良くなってきている。タイミング、相手との距離が測れるようになってきた」
 シャルケ(ドイツ)時代の2011年2月、欧州チャンピオンズリーグ(CL)1回戦第1戦の敵地バレンシア(スペイン)戦で、日本人3人目となる決勝トーナメント出場を果たす。

 「凄くイライラしていた。オレ、このまま殴られるかなと思ったけど。怒っているということは良い守備ができているということだから」
 2011年3月、ドイツ杯準決勝Bミュンヘン戦でフランス代表MFリベリを徹底マーク。1―0の勝利に貢献し、1980年のケルンMF奥寺康彦以来、日本人31年ぶりの決勝進出を果たした。
 
 「守りに入ったらダメ。自分がいくことでチームを攻めの意識にしたかった。攻めて攻めて、ジャブジャブで」
 2011年3月、欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦のホームバレンシア戦にフル出場し3―1の勝利に貢献した。シャルケは2戦合計4―2で1回戦を突破。欧州CL8強入りは日本人2人目。

 「ドイツ語は自分で書いた。このスタジアムのパワーを届けたかった」
 2011年3月12日、Eフランクフルト戦にフル出場し、勝利に貢献。試合後には東日本大震災の被災者に向け、日本語とドイツ語で「日本の皆へ 少しでも多くの命が救われますように 共に生きよう!」とシャツに書き込んだメッセージを送りった。

 「こんなに点がボコボコ入るような試合というのはあまりない。僕たちが頑張った結果じゃないですか」
 2011年4月、欧州CL準々決勝第1戦でインテル・ミラノ(イタリア)戦にフル出場し、5―2の勝利に貢献。欧州CLで初の日本人対決を実現させたインテルのDF長友佑都とともに試合後の会見場に現われ「長友さんの相手はしてられないですよ」とジョークも。

 「すぐに(日本人で)続く選手が出てくるはず。日本はもっとやれるというところを見せないと」
 2011年4月、欧州CL準々決勝第2戦でインテル・ミラノ戦にフル出場し、DF長友佑都との直接対決でサイドの攻防を展開しながら2―1の勝利に貢献。シャルケは2戦合計7―3で突破し、日本人初の欧州CL4強入りに言及。

 「あの人、1人でサッカーをやれてる。点も取るし、パスもする。ゲームも組み立てるし、凄い…」
 2011年4月、欧州CL準決勝第1戦(ホーム)マンチェスターU(イングランド)戦にフル出場も0―2で敗戦。1得点1アシストを許したイングランド代表FWルーニーに衝撃を受ける。
 
 「朝起きてから、ずっとこの大会を意識しながら生活できた。濃かった。俺はサッカーはあんまり好きじゃないけど、楽しかった」
 2011年5月、欧州CL準決勝第第2戦(アウェー)でマンチェスターU戦にフル出場し、得点をアシストするも1―4で大敗。2戦合計1―6で敗退するも、日本人初の4強入りを果たした充実感に言及。
 
 「長かったけど、あっという間だったかな。(W杯時のどん底から)階段を駆け上がることから始まって、今年はいろいろありましたね」
 2011年5月、ドイツ杯決勝で2部デュイスブルクに5―0快勝しシャルケは9季ぶり5度目の優勝。欧州1年目を振り返って。
 
 「今季はずいぶん休んでいるので、給料泥棒と言われないように働きたい」
 2011年10月右太腿を肉離から約3週間ぶりにシャルケで復帰して。

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2020年8月20日のニュース