中村敬斗独白!ベルギーからトップリーグへ欧州2年目の挑戦

[ 2020年8月7日 05:30 ]

シントトロイデンで欧州2年目の挑戦を始めるFW中村敬斗(C)STVV
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 G大阪からベルギー1部シントトロイデンに期限付きで再移籍したFW中村敬斗(20)が本紙の取材に応じた。新型コロナウイルスで世界が混沌(こんとん)とする中、ベルギーリーグは欧州主要リーグでは先陣を切って8日に開幕。新天地で迎える欧州挑戦2年目に課したノルマ、そして同年代のMF久保建英への思いを率直な言葉で語った。 

 オランダ1部トウェンテを経て迎える欧州2年目のシーズン。コロナ禍があっても、中村は懸命に新天地に溶け込もうとしていた。

 「ベルギーはオランダとは違い、よりフィジカル的に強い選手が多い印象。あとは個々でいく。シントトロイデンはチャンスのあるクラブだと感じます」

 7月10日に練習に初合流し、翌11日にはアンデルレヒトとの練習試合に出場。ビザの関係でチームを離れてベルギー残留した時期もあるが、再合流後に31日の練習試合オイペン戦で移籍後初得点。順応性の高さを示した。

 DF冨安健洋(ボローニャ)やMF鎌田大地(フランクフルト)ら、このチームから羽ばたいた選手は多い。それを理解し、ノルマを課す。

 「当然チームの勝利が最優先。その中で2桁得点と2桁アシスト。そこは絶対に達成させたいです」

 欧州デビューの昨季は開幕戦で鮮烈な一発を叩き込むなど17試合4得点。及第点だが、チーム事情で本来の2年契約が1年に短縮された。オランダ現地紙で“メンタルが打ちのめされた”と報じられた。だが一笑に付す。

 「打ちのめされていたら2年目も欧州でやりたいとは思わないですよ。オランダでは自分のドリブルと得意な形でのフィニッシュは通用していたと思うので、さらに磨きをかけたい」

 揺るがぬ自信。その先には延期された東京五輪がある。

 「自国開催は燃えるものある。もし今年開催だったら、東京世代では一番年齢が下の僕たちがメンバーに入るのは“ない”と言ってもいいくらい難しかった。でもチャンスが広がりました」

 アンダー世代から切磋琢磨(せっさたくま)してきたMF久保建英(マジョルカ)とは「よく連絡を取る」仲だ。「リーガで得点を結構取っていた。凄いと思いますし、僕もベルギーで活躍してトップリーグへというイメージはあります」。同年代への尊敬を隠さない。

 ただ一方でこうも言う。「自分を誰かと比較するつもりはありません。自分は自分。立ち位置を冷静に見て、やれることをやるだけ。今季はコロナで見に来られない方がたくさんいる。必死でプレーしてガムシャラさを見せたい」。初戦は9日のヘント戦。昨季同様、ベルギーでも開幕戦からエンジン全開で挑む。

 ◆中村 敬斗(なかむら・けいと)2000年(平12)7月28日生まれ、千葉県我孫子市出身の20歳。三菱養和ユース所属の17年にU―17W杯出場。1次リーグ初戦ホンジュラス戦の3得点を含む4得点を挙げた。高校2年生ながらJ複数クラブからオファーが届き、18年にG大阪入り。同年2月24日のリーグ開幕・名古屋戦でプロデビュー。11月24日の長崎戦でJ1リーグ初得点。19年7月にオランダ1部トウェンテに期限付き移籍。1メートル80、75キロ。右利き。

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