札幌FW武蔵 今季初勝利導く!公言通り“リモマ1号”サポーターに捧げる2発

[ 2020年7月5日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   札幌2―1横浜FC ( 2020年7月4日    ニッパツ )

<横浜FC・札幌>後半8分、鈴木(上)がこの日2点目のゴールを決める(撮影・篠原岳夫)
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 明治安田生命J1が新型コロナウイルス禍から約4カ月ぶりに再開した。第2節第1日は各地で9試合が行われ、本拠地を離れ、千葉市内で調整を続けた札幌はFW鈴木武蔵(26)が、J1の「リモートマッチ1号」を含む2発で今季初勝利。川崎FはDF谷口彰悟(28)が、全チームで最速となる「68秒弾」を決めて2―1で快勝した。

 サポーターへささげる公言通りの“リモマ1号”だ。午後6時3分開始の前半3分だった。MFチャナティップの左クロスを左足で決めたFW鈴木は、同じ名前の二刀流の剣豪・宮本武蔵のように両手を広げて刀を振り抜くポーズを披露。さらに両耳に手を当てて「リモートマッチでもゴール入ったら声は出ると思うし、その声は聞いてるよ、という意思表示」とスタジアムで応援できない画面の向こうのサポーターへと思いをはせた。

 新型コロナ禍の影響を一番受けた札幌がJ1再開初戦で最初に勝利したクラブの一つとなった。全国で最初に自粛を決めた北海道。Jリーグ再開が決まった段階でも感染者が多く、敵地4連戦からのスタートが決まった。さらに移動リスクや練習試合相手確保の問題で6月22日から千葉の「高円宮記念JFA夢フィールド」を拠点にキャンプを実施したが、6月1日の全体練習再開から行えた実戦は2試合のみ。同キャンプ中は大浴場は使えず、選手間の部屋の行き来や外部との接触も禁じられた。食事は学校の授業のように全員が前を向く形式。不自由な暮らしの中、つかんだ勝ち点3だった。

 中断期間で75キロから79キロに体重を増やしパワーアップを図った鈴木は後半8分に2得点目となる決勝弾。コロナ禍の中断期間を挟んで2月22日の開幕節・柏戦以来133日ぶりの2戦連発で同16日のルヴァン杯開幕節・鳥栖戦から公式戦3試合連続得点となった。

 「少しでも(コロナ禍で大変な人たちに)勇気を与えられたかなと思う。サポーターのためにしっかり(アウェー)4試合を勝っていきたい」。試練は続くが、絶好調の鈴木が札幌に戻れる日までチームをけん引する。

 <4年ぶり珍J 本拠チーム6敗>無観客で再開されたJ1初戦は、ホームチームが2勝1分け6敗と大きく負け越し。ホームの6敗は、16年J1第2ステージ最終節の0勝1分け8敗以来、4年ぶりの珍事だった。また、5人に拡大された交代枠を全て使ったのは8チーム。4人代えたのが8チーム、3人代えたのが2チームと積極的な交代策が目立った。

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