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G大阪・遠藤の父・武義さんも感慨「引退とか考えず、自分が納得するまでやって」

[ 2020年7月5日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   G大阪1-2C大阪 ( 2020年7月4日    パナスタ )

遠藤保仁(G大阪)の父・武義さん

 新型コロナウイルスで約4カ月間中断していたJ1リーグが4日、再開し、9試合が行われた。G大阪はホームでC大阪に1―2で敗れたものの、元日本代表MF遠藤保仁(42)が元日本代表GKの楢崎正剛を抜き、J1最多出場記録を632試合に更新。リーグ再開の日に日本サッカー界が誇るレジェンドが新たな金字塔を打ち立てた。

 遠藤の実家がある鹿児島の桜島で、父・武義さん(72)は息子の偉業をテレビで見守った。「プロに入って、最初は“試合に出られたら十分”と思っていた。それがW杯に3回も行って、J1の記録も作った。想像していなかったし、とんでもないことです」。保仁の幼少期を思い起こしながら、目を細めた。

 地元で有名な遠藤3兄弟の三男。種子島出身で役場勤めだった父、町内大会でいつも1位になるなど抜群に足の速かった母・ヤス子さんのもとで生まれ育ち、兄と同じようにサッカーを始めた。鹿児島実高から横浜フリューゲルスに送り出して23年。定年後、嘱託としても働き終えた父は「今は(息子の)サッカーを見るのが唯一の楽しみ」と笑う。

 2人の兄を追い、果敢に勝負を挑んでいた三男も40歳になった。「好きなサッカーですので。年齢に関係なく、体力が続く限りやってほしい。引退とか考えず、自分が納得するまでやってほしいですね」。新型コロナウイルスの状況を考慮し直接は応援に行けなくても、息子を思う言葉に力がこもった。

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