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イブラヒモビッチ「クラブを助けるために来た」半年間で結果残せなければミラン退団も

[ 2020年1月4日 20:14 ]

ACミラン入団会見を行ったイブラヒモビッチ(AP)
Photo By AP

 セリエAの名門ACミランに復帰した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(38)が3日に入団会見を行い、欧州のトップレベルでまだプレーできることを半年間で証明することを誓った。

 2年プレーした米MLSのギャラクシーを昨年末で退団し、2010~12年にプレーしたACミランに7年半ぶりに復帰。契約期間は今季終了までの半年で、1年契約延長のオプションが付くが「この6カ月間、体調を維持し結果を残せるかどうか。さもなくば、ここに残るつもりはない。トップレベルであり続けるために挑戦することで、オレの中にアドレナリンが沸いてくる」と半年間で自身が納得できる結果を残せなければ退団する考えを明かした。

 「38歳でこのようなクラブに戻れる選手は多くはない。28歳の時より多くのオファーを受けた。オレが正しい選択をしたかどうかテストになる」と多数のオファーの中から古巣復帰を選んだという。地元紙によると半年間の給与は、38歳としては破格といえる約350万ユーロ(4億235万円)+出来高で「契約はクラブがオレを信頼してくれている証拠」と”救世主”として大きな期待を背負っている自覚を語った。

 7度の欧州制覇を果たした名門は現在リーグ11位に低迷。イブラヒモビッチが在籍していた2010~11年を最後にセリエA優勝からも遠ざかっているが「ミランは依然としてミランだ。歴史は変えられない。オレはクラブを助けるために来た。オレ達はもっとやれるはずだが、まずは1試合ずつだ。100メートル走ではなく、マラソンだ」と残りシーズンを通じてチームの復活に貢献する考えを示した。

 復帰初戦は6日のホームサンプドリア戦となる見通しで、アラフォーとなった”優勝請負人”が3年ぶりの欧州舞台で健在を示せるか大きな注目を集めそうだ。

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