昌平　1年生・篠田がラストプレーV弾!後半途中出場で期待に応えた

第98回全国高校サッカー選手権3回戦   昌平1－0国学院久我山 （ 2020年1月3日    浦和駒場 ）

＜国学院久我山・昌平＞後半アディショナルタイム、昌平・篠田が決勝ゴールを決め、喜びを爆発させる（撮影・大塚　徹）
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　昌平（埼玉）のラストプレーだった。左サイドの大竹からパスを受けた1年・篠田が相手をかわして左足でシュート、ついにゴールをこじ開けた。

　「監督からゴールが見えたら振り抜けと言われた。バーに当たって吸い込まれたのでうれしかった。（前日の2回戦の）興国戦で出られず悔しい思いをしたので」。後半23分から出場して貴重なゴール、初の8強進出に篠田は声を弾ませた。

　中学時代は浦和レッズの下部組織に所属していたが、ユースに上がれず方向転換。青森山田の優勝を見て高校サッカーにも憧れ「今は昌平を選んで良かったと思っている」と言う。それでも「レッズはあまり良くないが、もう一度復活させたい。高校で活躍してオファーが来れば」と、“古巣”からの誘いを心待ちにする。藤島崇之監督も「PK戦は全く考えてなかった。篠田は決めきる力があるので期待をこめた」とずばり当たった采配を振り返る。次は青森山田。07年までコーチを務めていた古巣だ。埼玉県勢悲願の38年ぶり優勝へまた階段を上がった。

　▼国学院久我山（東京B）清水恭孝監督　前日10人で戦いかなり疲弊していた。勝てるチャンスもあった。幸せな一年だった。