中島 W杯予選“1号砲”白星発進!背番10初舞台で先制ミドル

[ 2019年9月11日 05:30 ]

W杯アジア2次予選   日本2-0ミャンマー ( 2019年9月10日    ヤンゴン )

<ミャンマー・日本>前半、先制ゴールを決め喜ぶ中島(左)(撮影・篠原岳夫)
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 7大会連続のW杯出場を目指す日本代表は、W杯アジア2次予選ミャンマー戦をアウェーで戦い、2―0で勝利した。前半16分にMF中島翔哉(25=ポルト)がミドルシュートを沈めて先制。同26分にはMF南野拓実(24=ザルツブルク)が追加点を決めた。背番号10のゴールが日本にとっての今予選1号となり、W杯カタール大会に向けた初陣を飾った。 日本代表メンバー

 劣悪な環境も、背番号10には関係なかった。序盤から積極的に仕掛ける中島が、完全アウェーのスタジアムを黙らせたのが前半16分だ。DF冨安からの縦パスを受け、左サイドから中央へとカットイン。「シュートを打てる時は打とうと思っていた」。ゴールまで約20メートルの位置から右足を振り抜くと、豪快なミドルシュートがGKの頭上を抜いた。

 雨期の真っただ中にあるミャンマーは、この日も昼すぎから雨が降り続け、ピッチには水がたまっていた。それでも、FC東京時代には遠征先で公園を探して秘密特訓を行い「ずっと公園でサッカーをやっていた。そっちの方が悪いグラウンド」と豪語する中島にとって問題はなかった。後半36分に久保と交代するまで攻撃を仕掛け続けた。「ピッチにこだわりはない。僕自身、環境が悪いとは思わなかった」。試合後の言葉は、偽りのない本音だった。

 18年W杯ロシア大会に向けては、ハリルホジッチ監督体制下で台頭。メンバー入りが確実視されながらも、大会直前に指揮官が西野監督に代わった影響もあり落選した。さらに森保ジャパンの主力として迎えた今年1~2月のアジア杯UAE大会では、直前に右ふくらはぎを負傷して無念の離脱を強いられた。

 思うようにいかない日々を過ごしながらも、その後にアジア人最高となる移籍金3500万ユーロ(当時約43億7500万円)でポルトガル1部ポルティモネンセからカタール1部アルドハイルに移籍。今夏にはポルトガル1部ポルトに加入した。欧州の名門でも背番号10を背負うアタッカーが、重要な初陣で存在感を示した。

 今月1日には第1子となる長女が誕生した中島にとって、国際Aマッチ通算5得点目は祝砲ともなった。93年のJリーグ発足以降、日本代表のW杯アジア予選で背番号10の選手が予選第1号を決めたのは初めてだ。

 「相手チームは何人も足をつっていて、常に全力だった。限界までプレーをするというところは、僕も学ばないといけない」

 勝利の余韻に浸ることなく、さらなる成長を求めるサッカー小僧。そんな背番号10が、7大会連続のW杯出場を目指す日本を引っ張っていく。

 ◆中島 翔哉(なかじま・しょうや)1994年(平6)8月23日生まれ、東京都八王子市出身の25歳。12年に東京Vのトップチームに登録され、同年9月の天皇杯でデビュー。14年にFC東京へ移籍し、富山への期限付き移籍を経て17年8月にポルティモネンセ加入。今年2月にカタール1部アルドハイルへ移籍し、同7月にポルトへ完全移籍。16年リオ五輪代表など各年代別代表に選出。18年3月のマリ戦でA代表デビュー。利き足は右。1メートル67、62キロ。

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