U20日本　W杯8強逃す…韓国に0－1またも16強の壁　郷家幻の先制弾VARに泣く

Ｕ－20Ｗ杯決勝トーナメント1回戦   日本0－1韓国 （ 2019年6月4日    ポーランド・ルブリン ）

韓国に敗れて準々決勝進出を逃した日本イレブン
Photo By 共同

　決勝トーナメント1回戦が4日、ルブリンなどで行われ、日本は韓国に0―1で敗れて03年大会以来となるベスト8入りを逃した。後半5分にMF郷家友太（19＝神戸）が先制点を奪ったかに思えたが、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）によりオフサイドの判定に。その後、後半39分に失点して涙をのんだ。

　運に見放された。後半5分、MF斉藤未のパスに反応したFW宮代が強烈なシュート。相手GKがはじいたボールに詰めた郷家が、ネットを揺らした。主審が一度はゴールを認めたものの、VARは宮代がオフサイドの位置にいたと判定。「ショックで心理状態が不安定になった」と郷家が振り返ったように、歓喜からの落差は大きく、韓国に付け入る隙を与えてしまった。決勝トーナメントを前に攻撃の要であるFW田川、FW斉藤光を負傷離脱で欠いたことも影響した。「世界での戦いの難しさを感じた。もっと努力しないといけない」と宮代。苦い経験を糧に、若き日本代表は成長を続けていく。