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【中田浩二 視点】森保J初3バック 守備は安定するが…消えた“高速連動”

[ 2019年6月6日 09:16 ]

国際親善試合   日本0-0トリニダード・トバゴ ( 2019年6月5日    豊田ス )

<日本・トリニダード・トバゴ>前半、シュートを抑えるシュミット・ダニエル(中)ら(撮影・西海健太郎)
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 森保監督はいつか3バックを試そうと考えていたと思う。結果的には点が取れなかったが、この試合をどう考えるか、いい悪いのジャッジはまだしなくていいと思う。

 CBが1人増える分、守備は安定するが、攻撃はこれまでの縦に速い攻めがあまりできず、パス回しも遅く、連動性も悪かった。足元にもらうパスが多く、個で崩すばかりだった。終盤で両ウイングバックに室屋と原口を入れて高い位置を取れるようになると、だいぶ良くなった。

 3バックと4バックとでは、グループ戦術やチーム戦術として、やることも求められることも結構違う。同じシステムでもチームによって違うので、連係は1日では浸透しない。取り組まなければ先へ進まないことも確かだ。この先ずっと3バックでというより、状況や相手に応じて使い分けて、チームに幅を持たせるのだと思う。そういう柔軟性を求めているのだろう。 (元日本代表DF)

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2019年6月6日のニュース