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【佐々木則夫 視点】前線3人の距離感悪く大迫が孤立…

[ 2019年6月6日 09:36 ]

国際親善試合   日本0-0トリニダード・トバゴ ( 2019年6月5日    豊田ス )

<日本・トリニダードトバゴ>後半、ゴール前でボールを奪い合う大迫(右)(撮影・椎名 航)
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 3バックを初めてテストしたのは南米選手権で相手に主導権を握られた時のことを念頭に置いたのだろう。森保監督は広島時代に取り入れていたので3バックのことは熟知している。試合でやり、みんなで検証できるのはチームが熟成していく上で重要だ。原口のウイングバックなど、新しい発見はあった。

 試合そのものは攻撃時に前線3人の距離感が悪く、大迫が孤立していたのは課題。今までは前線4人の流れるようなパスワークが特長だったが、大迫にパスが入っても、堂安、中島が近くにいないとチャンスにならない。2トップにするなどひと工夫が必要だろう。

 久保はベンチ入りしなかったが、私が監督でもそうする。スタンドで岡崎と並んで見ていたがこれが大事。ピッチに立たせる前にまずはいろいろと見て、話を聞いて、勉強させているわけで、森保監督の親心、大事に育てようという意図が見て取れた。(元なでしこジャパン監督)

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2019年6月6日のニュース