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浦和・大槻新監督 初陣は執念のドロー 連敗も4で止める

[ 2019年6月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第14節   浦和1―1川崎F ( 2019年6月1日    等々力 )

<川崎F・浦和>新しい髪形で指揮を執る浦和・大槻新監督
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 浦和がラストプレーで追いつき、連敗を4で止めた。後半アディショナルタイムのCKだ。攻撃に加わったGK西川がフリック。次の瞬間、DF森脇がこぼれ球を押し込んだ。「全員の諦めない姿勢が出た」と大槻新監督。組長が落とし込んだ執念の結晶だった。

 ふたを開ければ代名詞のオールバック姿だった。4日前の会見では封印を示唆したが、実は自身でジェルを開発する槙野には「ジェルをくれ!」と要請していた。気がつけばサイドを刈り上げ進化形オールバックで登場。自身にも選手にも戦闘モードに火をつけた。

 試合中は「前半の出来で満足か?違うだろ!」「+5%運動量を増やそう。やり切れ!」と熱く鼓舞した。西川は「忘れかけていたものを大槻監督が落とし込んでくれた」と言った。アウトレイジ第2章――浦和が息を吹き返し始めた。

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