FC東京が首位堅持 17歳久保が初の2ゴール、A代表初招集に弾み

[ 2019年6月2日 05:30 ]

明治安田生命J1第14節   FC東京3―1大分 ( 2019年6月1日    味スタ )

<FC東京・大分>前半39分、久保が左足でゴール(撮影・篠原岳夫)
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 各地で8試合が行われ、1位のFC東京はホームで大分に3―1で勝利し、首位を堅持した。A代表に初選出されたMF久保建英(17)は2得点を含む、全3ゴールに絡んだ。17歳での複数得点は史上3番目の年少記録。5日の国際親善試合トリニダード・トバゴ戦、9日の同エルサルバドル戦に向けて弾みをつけた。

 ボールの行方を確認し、久保は左拳で何度もガッツポーズをつくった。前半39分、セカンドボールを拾うと目の前にスペースが広がる。DFの寄せの甘さを見逃さず左足を振り抜く。「前に運ぶことしか考えていなかったし、最初から打つと決めていた。DFの股下を狙った」。4日に誕生日を控え、17歳としてのラストマッチ。本拠を興奮のるつぼと化す前祝い弾となった。

 まさに“久保劇場”だ。前半30分、敵陣深くで起点となってDF室屋につなげ、MF橋本の先制点を呼び込んだのは序章。同39分のゴールで沸かせ、後半46分に総仕上げだ。相手スローインでのGKの高い位置取りを確認すると、バックパスを出すと読みボールをかっさらう。「自分でいけると思った」とGKをかわし、無人のゴールにボールを流し込んだ。17歳11カ月28日での複数得点はJリーグ史上3番目の年少記録。直近4試合で4発、ホーム3試合連続弾でフィナーレを迎えた。

 安間コーチは得点の秘けつを「最大の仕事から逃げないから」と明かす。パスセンスも非凡だが、目的を見失うことはない。練習後には居残りでシュートを打ち込む。「ユース生としてトップチームに交じっていた頃から、ゴールが結末にあるプレーをする。だからタケは注目を集める」。少しでもコースがあれば足を振る貪欲な姿勢、アタッカーの責任から逃げない精神力が“日本サッカー界の至宝”を支えている。

 チームをホーム8戦全勝に導き久保は「これまでのサッカー人生で計り知れない相手と戦う」ために次の戦場に向かう。初のA代表でも恐れることはない。(古田土 恵介)

 《1試合2発はJ史上3番目の年少記録》FC東京のMF久保が自身初の1試合2得点。17歳11カ月28日での2ゴールは16歳5カ月30日の森本貴幸(04年東京V)、17歳9カ月14日のロドリゴ(95年横浜F)に次ぐJ1史上3番目、日本人では2番目の年少記録だ。これでJ1通算得点は5。17歳以下での得点数としては森本と並び最多タイとなった。

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