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巻、熊本市内で引退会見「サッカーは僕の人生のすべて」 

[ 2019年1月17日 05:30 ]

引退会見を行う巻は終始笑顔をみせた
Photo By スポニチ

 元日本代表FWでJ3熊本の巻誠一郎(38)が16日、熊本市内で引退会見し、「人間性、社会性、全てがサッカーを通して培われたので、サッカーは僕の人生の全て」と感慨深げに語った。

 16年間のプロ生活を全力で走り抜けた巻に涙はなく、終始笑顔。引退を決断した一番の理由を、昨季、降格圏で苦しむチームの中で「自身の影響力を発揮できなかった」こととした。「人並みのサッカー選手に育ててくれたオシム監督」ら指導者との出会いに感謝し、サッカー人生を変えた06年のW杯ドイツ大会出場を「大きな財産」と振り返った。

 「自分のためより誰かのために、内に秘めるエネルギーを最大限に出していきたい」。16年の熊本地震では自らも被災した中、救援物資を配布して回るなど復興を後押しした。将来的には指導者を志しつつ、今後も復興支援を継続しながらサッカーの枠を超えた活動をしていくつもりだ。

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2019年1月17日のニュース