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元W杯戦士・巻も無念…熊本がJ2参入11年目にしてJ3初降格

[ 2018年11月25日 14:57 ]

熊本の本拠、えがお健康スタジアム
Photo By スポニチ

 明治安田生命J3リーグは25日、第33節最終日の4試合が行われ、前節2位の鹿児島が同4位の沼津に1―0で勝ち、3連勝。勝ち点を57として今季の2位を確定させ、最終節を残してJ2初昇格を決めた。

 この結果、J3降格圏内の21位でJ2全日程をすでに終えている熊本は、J2参入11年目にして無念のJ3初降格が決まった。規定ではJ2の21位と22位がJ3へ自動降格となるが、J2への自動昇格となるJ3上位2チームにJ2ライセンスを持たないチームが入れば、熊本は21位に終わった昨季同様にJ2残留が決まる可能性が残っていた。だが2年連続での”他力残留”とはならなかった。

 2005年に「ロッソ熊本」として発足したクラブは翌06年にJFLに参戦し、08年にJ2へ初参入。参入3年目の10年に19チーム中7位になったのが唯一の1桁順位で、J2のチーム数が現在の22チームになった12年以降は14位、19位、13位、13位、16位、21位と低迷が続いていた。昨年5月まで大宮を率いた渋谷洋樹監督(51)が今季から就任。06年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会代表のFW巻誠一郎(38)をはじめDF青木剛(36)、MF水野晃樹(33)、FW皆川佑介(27)と元日本代表選手が多数所属している。

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2018年11月25日のニュース