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G大阪 クラブタイ記録のリーグ9連勝!18歳FW中村がJ1初得点

[ 2018年11月25日 10:43 ]

J1第33節   G大阪2-1長崎 ( 2018年11月24日    パナスタ )

<G大阪・長崎>後半7分、G大阪・中村(左)がゴールを決め、笑顔をみせる(右は藤春)
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 9試合がパナスタなどで行われ、G大阪はFW中村敬斗(18)のJ1初得点などで長崎に2―1で勝利。クラブタイ記録のリーグ9連勝を飾った。

 こぼれ落ちてきたチャンスをしっかりつかみ取った。1―1の後半7分、GKがはじいたボールに中村が反応。右足を振り抜き、豪快にネットを揺らした。J1初ゴール。「冷静に決めることができた。今年最初に描いていた目標とはかけ離れているけど、素直にうれしいですね」。あどけなさが残る18歳は、満面の笑みを浮かべた。

 高校2年ながら三菱養和からG大阪に今季入団。クルピ前監督時代はコンスタントに出場機会を得ていたが、宮本監督就任後の主戦場はJ3リーグ。指揮官はオフ・ザ・ボールでの動きや球際、攻守の切り替えなどさまざまな課題を与え「その一つ一つをクリアしてきた」と改善されてきているのを間近で感じ取った。そしてMF倉田が累積警告で出場停止となったことも重なり、3月10日・川崎F以来のスタメンピッチに送り出した。

 常々、比較されるのは日本代表MF堂安律(20=フローニンゲン)。この試合前にも指揮官からは「律の18歳の時と比べて、まだ足りないよ」とゲキを飛ばされた。自身の空振りから失点に絡んだ時は「これでドローならオレが戦犯」と脳裏をよぎったが「そんなに気にしていなかった。結果を出せば良い」と切り替え。強いメンタルは堂安にも負けていないことを証明した。

 期待のルーキーが躍動し、97年以来となるクラブタイ記録リーグ9連勝。次節・柏戦でも勝利を収め、来季タイトル奪還へ勢いをつける白星締めを狙う。

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